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「仮面ライダーZO」

こんばんわ、管理人のヤブサキユウです。
前回の「真 仮面ライダー」に引き続き、
今宵もライダー作品を紹介したいと思います。

今回紹介する作品は「仮面ライダーZO」です。



さっそくあらすじへ。


<あらすじ>
ある森でひとりの青年が目覚めた、彼の名前は麻生勝。
遺伝子工学の権威・望月博士の助手であった彼は、
研究の狂気に取り憑かれた博士によってバッタの遺伝子を
組み込む改造手術を施されていた。謎の声によって眠りから覚めた勝は、
博士の一人息子・宏を守るべく行動を開始する。
宏は、望月博士が開発した怪物"ネオ生命体・ドラス"に狙われていた。
究極の生物として自我に目覚め、暴走したドラスは、より完成された
生物となるべく、博士の博士の息子・宏を誘拐することで博士に
手術を迫ることをもくろんでいたのだ。宏の前に迫り来るドラス。
そのとき現れたのは、勝のもうひとつの姿、仮面ライダーZOであった…。





監督は「ゼイラム」「GARO<牙狼>」シリーズなどを手がけた雨宮慶太。
彼が手がけた他の作品同様、本作でもキャラクターデザインを手がける。
ドラスの少年体(?)やクモ女の顔のデザインはどう見てもゼイラムの本体みたい(笑)




音楽は「仮面ライダーブラック」と「RX」でも劇伴を担当した川村栄二。
ライダーのスーツアクターに岡本次郎氏など、製作スタッフには「ブラック」「RX」に
ついていた方々の名前がいくつか見受けられる(前作の「真」もそういえばそうでしたね)




主演の麻生勝(そういえば作中で名前が出て来なかった気がする…)を演じたのは土門廣。
頼りがいのある兄貴という感じがあって素敵な役者さんだが、今は俳優業を引退されてるらしい。


狂気のマッドサイエンティスト・望月博士には
アニメソングの帝王・ささきいさお
ドラスの拠点でのあの姿は本当に衝撃的です。しかし声が渋くて本当に良いですね。
そんな博士の息子・宏役は柴田翔平。
映画そのものが短い尺ながらも、父の不在をさびしく思う少年の姿を好演してます。

その他出番がちょ〜少ないながらも大葉健二や森永奈緒美が出てたり、脇も豪華。


本作はいわゆる”東映まんが祭り”的枠組みの中の一作品(同時上映は「ダイレンジャー」と「ジャンパーソン」)
そのために尺が50分未満と短いながらも、かなり濃厚。
メイキング映像でも雨宮氏は本作を「幕の内弁当」に例えているが、言い得て妙です。
また、ドラスの再生描写をはじめ、本作の少し前に公開された「ターミネーター2」の
影響と思われる箇所がいくつか見受けられるところには時代性を感じることもできます。



特撮ヒーローのメインというべきアクションシーンでは、
スーツアクターによる鋭い殺陣もかっこいいですが、
クモ女の場面における操演とストップモーションの組み合わせや、
初代のオマージュと思われる、バイクの運転中に変身する場面等の特撮も魅力的です。


ただやはり管理人としていちばん語りたいのは物語。
本作は「父と子」の物語と非常にシンプルかつストレートであり、且つ深いです。

科学の狂気に取り憑かれた望月博士、そんな博士の帰りを持つ宏少年。
そのふたりの関係に織り成すのがライダーとドラス。



ライダーもドラスも造物主たる望月博士により生み出された子ともいうべき存在。
とくにドラスはその意味性がとても強く、劇中でも博士のことを「お父さん」と呼ぶ。
なんでも小説版では、ドラスが家族の愛を求めていたことが描かれているそう。
映画本編ではその要素は薄いですが、懐中時計のオルゴール音を聞いてひるむ場面は
それを示唆しているように思えます。またドラスは、博士の本当の息子である宏少年に
対して羨望と嫉妬をも抱いていたのではないか…なんて考えたりもします。



一方の仮面ライダーZO。
実はZOはドラスを開発するためのプロトタイプでもあり、ドラスとの対決は
ある意味「骨肉の争い」ともいえますし、科学により生み出された犠牲者同士の
悲しい戦いでもあるわけです。勝は身勝手な理由から自分を改造した博士を憎むが、
オルゴールの音により優しさを取り戻し、宏少年を守るため行動を開始します。
同じ博士によって生み出されながらも、オルゴールの音の感じ方が異なる二人。
ライダーとドラスとは単純に善と悪とで割り切れないものがあります。


それは元来の仮面ライダーが持つテーマともいえるでしょう。
昭和の特撮ヒーローやドラマを特集したある本の中で、初代・仮面ライダーを
手がけた平山亨プロデューサーのインタビューが載っていました。
具体的な文言は忘れましたが、そのなかで氏が語っていたのは、第一話で
蜘蛛男に勝利したときのライダーの顔のアップです。戦いには勝ちましたが、
実はライダー1号・本郷剛は泣いているというのです。なぜか…?

ショッカーの怪人も、もとをたどれば人間。
その多くは本郷のように誘拐され、無理やり改造された人——いわば被害者なのです。
同じ被害者同士が正義と悪に分かれて戦うことになる。だから戦いに勝っても、
決して「やったー!」と喜ぶことはできないのです。


広く、深く、考えれば…戦争だってそうだと僕は思います。


ドラスはライダーによって倒されますが、望月博士もまた亡くなります。
その悲劇のなかで、勝と宏少年は別れのときを迎えます。

物語の当初は悲鳴をあげ、泣いて逃げるだけだった少年の顔には
たしかな変化があります。勝が、宏少年に自らが着用していた
ジャケットを渡す場面は、演じていた土門氏のアイデアだそう。
それは短い時間ながらも成長した少年へのプレゼントともいえます。

そして、ラストに流れるINFIXの「愛が止まらない」





このシメ方が本当に良い。。。



と、長々記しましたが、あなたはいかがご覧になられますか?
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Author:ヤブサキユウ
テレビの仕事で忙しくて更新不定期ですが、のんびりと映画について語っていけたらと思います。

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