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「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」

今年もあとわずか。
年末年始は仕事づくしの当ブログ管理人ですが、
ついに、ついにこの作品を観る事ができました!!!

今回紹介する作品は、ギャレス・エドワーズ監督の
「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」




本作は1977年にジョージ・ルーカスが手がけた
「スター・ウォーズ」サーガの記念すべき第一作であり、
サーガの第四章に位置づけられている
「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」(以降「EP4」)の前日譚にあたる作品。



「EP4」のオープニングにおいて語られた説明文を
ひとつの物語として掘り下げています。



「スターウォーズ」サーガの作品として、
また戦争・アクション映画としても心揺さぶる素晴らしい作品でした。
作品のあらすじとともに、後半にはネタバレにならないように
「スター・ウォーズ」サーガについて、また本作の感想について述べていきたいと思います。


<あらすじ>

遠い昔、はるか銀河系のかなた…。

惑星ウォバニの銀河帝国軍の強制収容所からひとりの女戦士が
反乱同盟軍によって救出された。彼女の名はジン・アーソ。
帝国軍の技術者で超兵器の開発に携わるゲイレンの生き別れた娘であった。
同盟軍はジンに彼女の自由と引き換えにある条件を課す。それは同盟軍と
袂を分かった反帝国活動を行う過激派ソウ・ゲレラとの接触。
同盟軍は、ジンの父ゲイレンが開発した超兵器の情報を持つ帝国の脱走兵が
ソウ・ゲレラ一味に捕縛されたという情報を手に入れていた。
帝国の脱走兵からゲレインのことと超兵器の情報を得る為に、
ジンは同盟軍の情報将校キャシアン・アンドーとともに、
ゲレラ一味がいる惑星ジェダへと向かう…。



<そもそもスター・ウォーズとはなんぞや?>

知ってる人には今更的な内容ではありますが、ザックリ言うと、
先にも述べた「EP4」(公開当初はエピソード番号はなし)を原点とする
SF/スペースオペラのシリーズ・サーガです。

銀河に恐怖支配をもたらす帝国軍と、帝国軍から平和と自由を
取り戻すために戦う同盟軍と、ジェダイの若き騎士ルーク・スカイウォーカーの物語で、
監督のルーカスは第一作が製作された当初からサーガとしての製作が考えていたそうです。
(物語構想は9部作だったのが6部作になったりと紆余曲折経て、
その間にEP4-EP6は謎の改変を受けるし。でもって最終的にはやっぱり9部作になるという・・・)




「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」の後、
ルーカスはしばらく時を置いたのち、EP4-EP6の前史すなわち

「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」


「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」


「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」



この3作品を製作します。

EP1-EP3の三部作は、銀河共和制の崩壊と、
のちのルーク・スカイウォーカーの宿敵であり、そして実の父である
ダース・ベイダーことアナキン・スカイウォーカーが
フォースの暗黒面に陥るまでの物語を描いています。





「シスの復讐」完成によってルーカス自身はシリーズ(一時)完結を宣言。





しかし、ディズニーによるルーカスフィルム買収を経て、ディズニー傘下となった
ルーカスフィルムはルーカスの当初の構想にあった(とされる)EP6以降の
三部作…いわゆる新三部作の製作をはじめることに。そのひとつが、J・J・エイブラムズ監督が
手がけた「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」
2017年と2019年には残りの二部作が公開される予定です。





そして昨日から公開された本作「ローグ・ワン」は、その新三部作の橋渡し的役目と、
「スター・ウォーズ」サーガをさらに広げる役割を持つ作品となります。
(ちなみに若きハン・ソロを主役とした外伝的作品も製作しているとかしていないとか…。)



<感想① 戦争映画としての「スター・ウォーズ」>

監督ギャレス・エドワーズは、大の「スター・ウォーズ」ファンであり、
本作の戦闘シーンは、EP5「帝国の逆襲」における[ホスの戦い]の場面を
意識したものだそうです。作品のクライマックスの舞台となる
惑星スカリフでの戦いは、AT-ATの姿もあって[ホスの戦い]を彷彿せずにはいられません。



スペースオペラ的というか、これまでの「スター・ウォーズ」サーガにあった
ファンタジックな面は極力削られ、戦争映画としての要素に比重が置かれています。

最初にジンとキャシアンが向かう惑星ジェダにおける、反乱分子と帝国軍との市街戦は
まるで「プライベート・ライアン」や「ブラックホーク・ダウン」のようでした。
EAゲームズが販売しているゲーム「バトルフロント」の世界観を逆輸入したような感じともいえます。

戦闘がおさまったかと思うと、次に登場するは
盲目の戦士チアルートと、重火器を背負った相棒ベイズのアクションシーン。
チアルートは香港のアクション俳優ドニー・イェン、
ベイズはチアン・ウエンが担当。


まさか「スター・ウォーズ」でドニー・イェンのキレッキレのアクションを
目の当たりにするとは思わんだな。。。もちろんクライマックスでも大活躍!
ベイズはとにかくストーム・トルーパーを容赦なくヘッドショットしてるし、
いやはやほんと、やり過ぎと言ってもおかしくないぐらい戦闘シーンすごいですよ。

さてさて、
惑星ジェダをあとにした一行はその後、惑星イードゥーという惑星に向かいますが、
その星での、キャシアンがある標的に対して同盟軍の戦士としての使命感と
ひとりの人間としての感情で揺らぐところはドラマティック。
「アメリカン・スナイパー」じゃないんだから!と思いつつも、
キャシアンを演じるディエゴ・ルナはなかなか良い俳優さんと感じました。


そして本作の超兵器、主人公達がその設計図を探すのが…EP4で粉々と
なってしまうデススターですが、EP4製作当時は描かれなかった超兵器としての
恐ろしさが本作では描かれています。どれだけ恐ろしいかはぜひ本編を
見て感じていただくほかないと思います。


そんなデス・スター開発に携わる悪役がクレニック提督(演: ベン・メンデルソーン)


デス・スターの完成によって自分の地位を向上させようと企む野心家で、
悪役的立場はEP4におけるモフ・ターキンのようです。
映画冒頭から悪役としての存在感がバリバリあって良いキャラです。

”野心家”という言葉を出しましたが、そんな彼が蹴落としたいと
密かに敵視するキャラクターはというと…つぎの感想にうつりたいと思います。




<感想② 旧作への愛あふれる世界観>

「フォースの覚醒」以上、というより、それがあったからこそ
ここまでやれたのではないかと思うのですが、とにかく旧作、
ジョージ・ルーカスがこれまで手がけたサーガへのリスペクトがはんぱない。

まずキャラクター面についていうと、
宇宙人キャラはウジャウジャ出て来るし、
モン・モスマドドンナ将軍ゴールドリーダーなど、、、
同盟軍の基地にはEP4とほぼ同じ顔ぶれが出ているじゃありませんか!?
よく似た俳優を集められたと思う(CGの力もあるのかな?)。
あと地味にEP3でチョイ役ながらそこそこの存在感があったベイル・オーガナ議員が
またまたチョコっと出ている。もちろん俳優はジミー・スミッツさん。




あと惑星ジェダでジンがぶつかった宇宙人の2人組はどう見ても
EP4のバーのあの宇宙人にような気がするし、映画後半には
あの2人組がワンカットだけ出ているし・・・と、
懐かしのキャラが出ているのが、もうそれだけで心を刺激されます。

さてさて、
キャラクターはもちろん同盟軍だけではないです。


帝国軍では、そう…モフ・ターキン!!!!!




EP4のラストでデス・スターとともに宇宙の塵となるモフ・ターキンが
出ているのです。でも、過去に提督を演じたピーター・カッシング氏は
とっくの昔に亡くなっているはず。
そっくりな俳優を使うにしても
あまりにEP4のターキン提督にそっくりすぎる!?
なんでもCGの力によってカッシング氏が演じたターキン提督を
復活させたらしいのだが、恐るべき技術だと思いますよ!!!!!



そりゃ時代考証的に出ないとオカシイとは思いますが、
こうも大胆に出すとは驚くほかありませんでした!

そんなモフ・ターキンと同じく出ているのがダース・ベイダー。


とくにその登場について意外性はないキャラですが、声を演じているのが
本家本元ジェームズ・アール・ジョーンズ氏なんだからビックリですよ。
だって1931年生まれの人なんだから!
しかし大平透さんがご存命であれば、吹き替え版はきっと…と思うとちょっと切なくもなるかな。


と、敵も味方も懐かしのキャラ満載
ファースト・オーダーよりも帝国軍のストーム・トルーパーの方が
やっぱカッコいいと再認識させられたりもしました。


小道具と美術面もEP4-EP6のあの感じを忠実に再現、
同盟のヤヴィン基地の薄暗い感じや、戦闘機の離着陸の際の同盟軍兵士が
哨戒しているカットもほぼまんまだし、デス・スター発射の操作卓の質感とかもそう。
細かいところにもリスペクトが行き届いている感じがあって良いです。
よくあそこまで再現できたな!?って感じですよ、本当に。


さてさて「スター・ウォーズ」というとジョン・ウィリアムズによるスコアも
忘れてはなりませんが、本作はウィリアムズではなく、
「カールじいさんの空飛ぶ家」でアカデミー作曲賞に輝いた
マイケル・ジアッチーノが担当。

EP4-EP6で使用されたスコアをうまくアレンジしたものもあれば、
旧作とはアプローチの異なる戦闘音楽もあって良いです。






<感想③ 「新たなる希望」のための物語>

旧作のエッセンスを抽出し、リスペクトしつつも、
その旧作、原点からファンタジックな要素を抜き取り、
一大戦争アクション映画にした「ローグ・ワン」

これまでの作品から連綿と続く要素というべきか、
本作は戦争アクション映画としてありつつも、
”父と子”つまり家族の物語という軸もきちんと持っています。

それが、フェリシティ・ジョーンズ扮する主人公ジン・アーソと、
マッツ・ミケルセンが演じたゲイレン・アーソの関係です。

幼いときに親と離ればなれになってしまったジンは、
やがて父が超兵器開発を担当していたことを知ります。
ゲイレンはデス・スターの開発主任なのです。

悪魔の兵器を作った父と、その娘。

その関係性はフォースの暗黒面に陥ったアナキンと、
そんな父に立ち向かうルーク&レイアのようです。
ただEP1-EP6の物語と異なるのは、これまでのサーガの
主人公は”自分探し”をしているのに対し、ジンはすでに
出自がはっきりとし、その目的意識も早くから定まっていることです。
そしてゲイレンはアナキン、つまりダース・ベイダーと異なり、
娘と離れたときから罪悪感と、娘への愛情で胸いっぱいとなり、
その感情が、デス・スターの弱点へと繋がっていきます。

出番が少ないながらも、子どもを思う親の気持ちというものを
マッツ・ミケルセンは見事に演じられていると思いました。


そして、ジン。


「博士と彼女のセオリー」で見せた可憐さとは打って変わり、
フェリシティはジンという孤高の女戦士を演じ切っています。

はじめは一匹狼のような感じで振る舞っていたのが、
徐々に仲間達と打ち解けていき、キャシアンともうまく連携し、
任務遂行のために、同盟軍の”希望”として頑張ります。

頑張るとはすなわち戦火の中に飛び込むという事。そんな殺伐とした場面が多い中、
コメディリリーフである元帝国軍ドロイドK-2SO(演:アラン・テュディック)との
やりとりは本当に和みます。それらはやがて戦いの悲壮感というスパイスへと
繋がっていくわけでありますが…。それでも彼女の凛々しさは物語最後まで
失われることはありませんでした・・・。
なぜならこの物語は「新たなる希望」のための物語なのだから。



いやはや、
EP4ではごくわずかで簡潔な説明でしか語られなかった物語は
これほどすさまじいものだったとは。


ここにこうして繋がるんだとも思ったし。。。


この戦いがあってのEP4冒頭と考えると本当に色々と考えさせられます。




そしてラスト、エンドクレジットでおなじみの音楽が流れたときに
なぜだか目頭が熱くなってしまいました。





最後の最後に登場したあのキャラクターのセリフのせいかもしれませんが。





戦争アクション映画で、それも「スター・ウォーズ」でこんな気分になったのは
はじめてかもしれない。







いつもの何倍にも増して長々と記させていただきましたが、



本当に素晴らしい作品で、



次は吹き替え版で見てみたいと思うヤブサキユウでした。
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ヤブサキユウ

Author:ヤブサキユウ
テレビの仕事で忙しくて更新不定期ですが、のんびりと映画について語っていけたらと思います。

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